PMT(光電子増倍管)の正体

今日も、京都大に行っていた。旅費がかかるので、大変。なんとか研究費から捻出してほしいもんだ。

今日こそ、α線源を入れて、実験したいもんだ。
真空にする装置もGETできたみたいで、より精度の高い実験をすることができそうだ。
めでたい。

http://natsci.kyokyo-u.ac.jp/~murayama/kopio_image_temp/100_FUJI/DSCF0049.JPG
こんなかんじになった。

で、データをとってく。1 Photo Electron がとれなかったので、仕方がないので、
Mean Sigma 法で、One Photon のイベント数を取って、解析することにする。
簡単に説明すると、
1っこのPhoto Electron が、Analogue to Degital Converter という装置を通して、
量子化し、何カウントくらいになるか[何クーロン]を計測する。
で、オシロスコープで、見積もった値と近似しているかを検証してみたかったのである。
具体的な作業は、LEDがぎりぎり光るか光らないかくらい[1Photon を出すか]の値をとりたかったのだが、出来なかったので、10Photon 程度のの平均値をとるということ。

それで、えられたデータをPAW でヒストグラムでみて、Pedestal[シグナルなし]の状態からの平均値をひき[< a >]、そのヒストグラムが、ガウス分布に従うと仮定して[< σ >] 何Photo Electron 相当の光がくるかを確かめる。< n > = (< a > / < σ >)^2
で、さらに、こいつは、ポアソン分布に従うことが予想されるから、
ここからGain[ 1 Photo Electron が何カウントになるか。]をとればよい。
式は、
G = < a > / < n >
で、得られたカウント数は、どのような多さのPhoton がきても、一致するはずある。

でも、得られた結果は、光電子増倍管に2000Vをかけた状態で、
LED [V] G
4.0 0.71458
4.2 0.896940452
4.5 1.064908684
と困ったことになった。
で、ひたすら、なぜか原因を考えて、とりあえず、こいつ[電源]
http://natsci.kyokyo-u.ac.jp/~murayama/kopio_image_temp/100_FUJI/DSCF0051.JPG
[*じきDEAD Link 予定]
と考え、新しい電源に変えたが、一緒。[でもこいつも悪かったみたい]

で、いろいろ KAMAC が悪いのではとか

http://natsci.kyokyo-u.ac.jp/~murayama/kopio_image_temp/100_FUJI/DSCF0054.JPG
考えたけど、同じこと。

で、テスターを持っていて、色々調べたら、
光電子増倍管のAnode のGND がういてるぅ〜〜
電源のGNDと1V 位の電位差が!
もしかしたら断線しているのかも!?とか考えて、
分解してみたら、HV のGND とAnode のGND の間に抵抗がっ![1kΩ]
なんてこった!!ガッデーーームッ!!

ここらへんで、時は既に、23:00を過ぎていた。最終電車に間に合うため、
ダッシュで、出町柳まで・・・。最近毎日終電ダッシュを続けている。
危険である。

結局α宣言は入れることが出来なかった・・・。