私はあまり文学というものに、興味がない。
まぁ、人並みに本は読むし、人並みな文学作品についての知識は持ち合わせているつもりなので、別に嫌いなわけでもない。
ただ、
http://d.hatena.ne.jp/keiichirohirano/20060915
こんなことを言っている人がいて、それがはてなの人気記事にランクされていた。
そしてこの人はどんな人かは知らない。
要するに名誉毀損がどうたらこうたらで腹が立って、法的手段に出るかどうか悩んだけど、
やっぱり自分は文を書くのがどうのこうので、そんなことしてるひまはないし、
出版社も、社が個人に訴えるなんて無理無理といわれたからやめた。
という話。
ここまではいい。特にどちらがどちらでも興味なし。
まぁ火のないところに煙は立たないとか思うけど。
でも次。
>>梅田氏は、web2.0的世界では、最終的には51対49であっても、「正しいこと」が勝利するのではないかという見解を私に語った。
なんなんだこの文章は。
私も梅田氏のWeb進化論を読んだが、そんなことはどこにも書いていない。
逆に、51対49というところで、1パーセントリードとか言っているメディアを批判している。
この人のうまいところは、上記文書は、自分の意見ではなく、梅田氏の考えとして書いているのである。
見解自体は、自分が勝手に思い込んだことなのに、それを梅田氏の考えとして書いてある。
文学者というか彼のような強く国語力がある人なら違うのかもしれないが、普通の我々からしてみると、
逆に捕らえているようである。
小難しい言葉を使ってもやっぱり情報の勉強は分かってないと思うんだけど。個人的には。
っていうか、この人はWeb2.0について分かったふりして、書いているが、
Web2.0について深い理解があるか、微妙である。
プログラム言語でWeb2.0といわれているものを開発したことがない人間が、Web2.0について本当に理解する方法はない。
頭で便利だと分かっていてもその恩恵を体で感じることができないからである。
と思っていたら、この人三日前の日に
これまでずっと、Official Website内のメッセージ欄にメッセージを書いていたのですが、丁度、前回のメッセージを更新した際に、Web2.0の話をしつつ、その発表方法がweb1.0的というのは矛盾しているという指摘を受けました。
なんて書いてある。
彼は大変頭がよいので、三日でWeb2.0とWeb1.0の違いについてマスターしたんでしょう。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50632863.html
ここでも、それは違うという指摘があった。
> web2.0以降、「巻き込まれた人間」は、ただ黙っていても、状況を改善されず、それどころか、悪化させてゆくこととなった。重>要なのは、その悪化が、必ずしも「悪意」によってもたらされるのではなく、情報に対する個々人の正当な行為の結果として、もた>らされるという事実である。
に対して
実はそのこと自体は、Web 2.0どころかWeb 1.0以前からそうである。何かに対して功績をあげるということは、それによって名誉を得ることに直結していない。むしろ「名誉持ち」が、他の人の名誉まで「引き寄せて」しまう例には枚挙に暇が無い。
といわれている。
この人は、TCP/IPで大変尽力をされた人。