学校Weblogシステムを開発しろと教頭先生とM田先生に言われて製作しているが、
はじめて、ワードとエクセルしかできない人と接していると、いろんなことが分かってきた。

どうやら私は大きな勘違いをしていたらしい。

違いは以下の通り。左は私がワードやエクセルしか使えない人がこうすると思っていたこと。
右は実際の彼らの行動。

  1. わからないところがある。
グーグルやヤフーで調べずに人にやり方を聞く。 やってちょーだいと、やってもらおうとする
  1. 二度以上も同じことを質問されるのが嫌なので、ヘルプページを作る
ヘルプを読んで、実際に色々試してみる。 ヘルプを読んでも多分わからんと思うからもう一回やってみせて
  1. 三度以上も同じことを質問されるのが嫌なので、使い方を動画(you tube)で、使い方を実例を見せる
動画を見て学習する。 動画のページが英語だった。多分難しそうだからもう一回やってみせて

これ以上、どうしたらよいのかわからない。

そういうわけなので、学校Weblogシステムの日本語の吸収の問題もphp.iniなんて、編集するわけがないので、
システムで吸収させることにしたのは、以前の記事の通り。

さて、次に問題になるのが、Webプログラムの上でどうしても必要となる知識・技能がある。

パーミッションである。

特にUNIXLinuxの経験がない人で、Windowsでマルチユーザ管理をしたことがない人にとっては、
パーミッション(属性)の意味もわからないと思うので、これを、FFFTPで、パーミッションを666に・・
とか、sshでログインしてchmod 707 とか言っても「これは日本語ではない」とか言われるのがオチである。

そういうわけで、ここもシステムが対応するように設計しよう。
しかし、こういうことばかりしていると、使う人は何も勉強しなくても利用できるわけである。
まぁ、個人的にはシステム運用するんだったら、こういうところも勉強してもらわないと困るのだが。

でも、私だって、ブラウン管テレビが映る仕組みは電子レベルからなら説明できるが(それ以上大きな世界はわからない)、液晶テレビは一般的な説明
しかできないので、テレビ作っているディベロッパから見ると、似たようなものか。

そう考えると、ユビキタスは極めてスピーディーに広がっている。
ワードやエクセルしか使ったことない人(以下ビギナ)でも、Weblogシステムの設計を頼む時代なのだ。

ここで、重要なのは、ビギナがWeblogシステムの設計ができないのに、使えてしまうということではない。
ビギナがWeblogシステムの運用が有用だと判断したことが重要なのだ。

ここまでの判断にいたるためには、2つのステップをクリアしなければならない。

  • ビギナはWeblogシステムというもの自体の意味がわかること。
  • そして、Weblogシステムが自分の組織にとって有益である。という経営判断をすること。

少し考えて欲しい。ワードやエクセルしか知らない人が、上記2項目へいたるまでの過程を。

Weblogは有名になったのはアメリカへの同時多発テロが起こって、それの多くの市民が意見を交わすことに起因する。(らしい)
アメリカの同時多発テロは2001年で、そこからWeb2.0へと加速していく中で、私が頼まれたのが去年の3月だから、2006年の初めには、ビギナまで浸透しているのである。

今後Webはどこまで進化していくのか楽しみだ。ただ、何が何でもWebがすべてのクライアントアプリケーションを駆逐するとは思えない。なんだか今はとても無理をしているように感じる。

javascriptAjaxということで有名すぎるが、ブラウザ間の違いからの吸収が面倒すぎる。
ああいった非同期通信を含めたhttp通信をするための専用言語を開発して欲しいもんだ。
一つのWebアプリケーションを開発するために必要な言語が

と、phpまたはperlまたはrubyまたはpython(←は全くやったことがないけど)

というのは敷居が高すぎると思うのである。