岩子島一周ポタリング LOUIS GARNEAU Tr-Lite e のドナドナ

嫁の実家に帰る時に嫁のお兄さんに約束していたクロスバイクを譲ることにした。

 はじめて自転車を買ってから共に頑張ってくれた自転車だったし、これで輪行もがんがんして、愛着がなかったわけではなかったが、ロードを手に入れてからさらに乗らなくなってしまった。

 基本的に、今の自転車と比べてみても、重量だけでも、3kg以上差があるし、ペダルの性能と登坂時のギア比以外は、全てにおいてロードの方が勝っている。だが、だがである。何故か、最高速度も疲れ具合もTr-Liteの方がよいというよくわからん状態である。

 お兄さんのところに運ぶ前に、朝、最後のお別れにこれまでの汚れを落とす(時間がなくて、完璧にはできなかった)。ある程度綺麗になったところで、ラスト写真を撮る。今までありがとー。

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広島に着いて、自転車を引き渡す。お兄さんは、自転車の大会に出るらしく、その練習の一環として一緒に走ることになった。何にも準備をしていなかったし、前に走ったのが4ヶ月前。そのまた前は、数年というレベルで走っていなかったので、足をひっぱったらどうしようと不安になりながらも承諾。でも、サイクリングができることになり、わくわくが止まらない。いそいそと準備をしていると、嫁からぼそっと「何をしにきたの?」と言われてしまう。

 

 お兄さんの車で尾道市というところに行き、しまなみ海道を南下して、因島というところへ行くことに。

. 向島という所からr377を西進する。お兄さんは、ミニベロタイプの折りたたみ自転車で最初は交換をして走ることに。これがミニベロか。案外スピードがでるなぁと思いながら、「自転車を教えてくれ」ということなので、後でじっくりと見ることにした。

 ついていけるか不安になりながらも観察をしていると、フォームがきれいだなぁという印象。

何も教えることなんかないなぁとついていったが、ペダリングの力が入り切れていない印象を受けたので、ライトを足に当ててみると、土踏まずでペダルを踏んでいた。

私の自転車は、PD-A600というペダルなので、フラットではなく、非ビンディングシューズではこつをつかまないと回しにくいので、そうなったのだろう。


 

 走りながら、そこだけ指摘をすることに。

突き当たりを、南下すると、目の前、というか上の方に、大きな橋らしき物が見えた。これが、因島に向かう橋かなと言いながら、どうやって上がるのかわからないまま進んでいくと、大きなヘアピンがあったので、これを登ってみることに。

 

久しぶりの登坂だが、ダンシングすることなく、結構楽に登ることができた。

なんといっても、坂の時間が短い。

  橋の上まで到着したところで、記念に写真を撮る&水分補給。

今、Google Mapsで橋の写真を見てみると、こんなに綺麗な風景だったのか。

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向島大橋(むかいしまおおはし)昭和43年完成。橋長140.1m 高さ14m。ランガー橋。ランガー橋とは、アーチ橋の一種で、アーチ橋の弓なりの形がたわみを生み、そのたわみから圧縮応力が発生し、その圧縮応力で、構造体を支える工法である。このランガー橋とは、補剛桁が曲げモーメント、アーチ部材が圧縮力のみを分担する補剛アーチ橋である そうなので、ノリ的には桟橋に、アーチが乗っかっている感じか。だから、アーチが細いのか。

何故か、橋の真ん中から釣り人が釣り糸を垂らしている。ここからつり上げられる魚も、大変だろうなと思いながら橋を渡りきる。

 

この辺りで、お兄さんが、「しまなみ街道ってこんなに坂を登るのかな。」というので、現在位置を確認すると、なんとここは岩子島という・・。

 

せっかくだから一周して帰ろうということになり、私が先導をして走ることにする。

普通、島を一周する際は、少しでも海が近く見えるために、時計回りが鉄則なのだが、完全に海は真っ暗なので、明かりが海の方を向いている反時計回りコースを提案することにした。南の方は暗そうだし。

ずっと走っていると、潮の香りが鼻をくすぐる。海だなぁと気持ちよく走っていると、なんか淡路島の時のような、タマネギみたいな香りがする。

真っ暗で何も見えないが、タマネギ畑でもあるんかなと、ひたすら走る。

 後で調べるとワケギというネギみたいなやつらしい。

 というわけで、ワケギについて調べてみた。

ワケギは、ネギとタマネギの雑種。だからタマネギの香りがしたのか。尾道市はワケギ全国トップの出荷量。

 

そうこうしているうちに海に出た。

この道はつながっているのか。辺りは真っ暗で、なにも見えず、霧もひどい。10m先が見えない程である。

 ここをすすめと。霧がひどすぎて何も見えないので、一人では光量が足りず、二人で併走することにした。

この道は、Google先生はつながっていると言っているが、本当に大丈夫なのか、かなり慎重に走り続ける。一瞬ダートになり、かなり焦るが、すぐに舗装が戻ってセーフ。

 

海沿いの道を抜けると、今度は登り。

 山を越えて、また、海沿いを走ったところで、文明の象徴である、自動販売機を発見。ここで、休憩を取る。しかし、この自販機は、ガガンボと蚊のマンションみたいになっていた。怖すぎる。

そして、ちょっと進んだら、いきなり道が終了し、どーんとかなり大きい鳥居が砂浜に登場した。正直、夜の鳥居は怖い。やはり、神様の家に夜に参るわけにはいかないので、鳥居はくぐらずに、そっと下馬ならぬ、下車して抜けることにした。

岩子(いわし)島 厳島神社|お寺・神社|観る|尾道市の観光情報

 

 

御祭神は、多分厳島神社という名前だから、市寸島比売命イチキシマヒメ(のミコト?)天照大神アマテラスオオミカミ)と素戔嗚尊スサノオノミコト)の誓約(うけい)で、天照大神が、素戔嗚尊の持っている十拳の剣をかじって霧を吹きかけた時に生まれた子どもで、邇邇芸命ニニギノミコト)の天孫降臨の際、養育係となったことから、子守の神様らしい。後で、調べると、なんか縁起のいい神様でした。)

 

後は、気持ちの良いアップダウンを繰り返して、橋にもどった。

最後に、スプリント勝負をする。後追いをして、後につけて走る。随分とペースがいい。ギアが2段残っていたので、最後で追い抜かせてもらった。

 

一緒に走ってみて感じたのが、まずフォームがきれいだということ。

また、体力が余裕で余っているのはさすが。

ギアを重くして走るクセが感じられたので(特に山道)、膝を痛めないか心配。

ギアを軽くしてくるくる回せば楽に上れるので、それさえ覚えればしまなみ150kmもいけそう。

 

結果は、山道では勝てたけど、最高速で負けるというので、同点か。

次回は勝ちたいです。

(実は伝えるのを忘れていたけど、平地では後にぴったりつけると、空気抵抗が減り、かなり楽なので、最後のスプリントは無効)

 

 

 

 

走行距離:15.6km

走行時間:不明

平均時速:不明

最高時速:32.4km/h

累積:

73.16+39.09+53.7+70.2+110.08+38.56+96.55+48.49+75.58+150.1+36.0+35.0+37.82+15.6=879.93km