算数を教えるのに必要な数学的要素
http://www.avis.ne.jp/~uriuri/kaz/profile/Itohetal1993.pdf
算数を教えるのに必要な数学的要素
の記事を読んでみた。
最近よく言われているかけ算の順番についての話。
要するに言いたいことは、小学校教員に求められていることは、
1.大学で学ぶ数学の内容を知っておけ
2.教科力>指導力
ということらしい。
小学校教員となってから感じることは
指導力>>教科力
という風潮はあまり良いとは思わないので、
2は分かる。
だが1はだめだ。
個人的には解に至れば、別に被乗数と乗数を変えてもどっちでもいいと思う。
同数累加の概念も教えなければならないとも思う。
可換環はいらんだろ。
それをいったら、小学4年で一番小さな粒子のことをつぶと習うが、
小4の先生に
「一番小さなものをつぶと教えたそうだな。」
「いや、実はその粒は原子(や分子)でできていて、その原子は三つの素粒子でできていて、その素粒子はアップクォークとダウンクォークでできていて、おっと、それを説明しようとおもったら、陽子と中性子の話もしないといけないな。陽子と中性子はお互いにアップクォークとダウンクォークを互いに交換させていて、あ、その交換は``強い相互作用''でくっついていて・・・あ、強いというのは電磁相互作用よりも強いという意味ね。具体的には微細構造定数 云々」
といってみたり、
小3の先生に
「電気と磁石を分けて教えたな。」
「電気と磁石に働く力は、等価であり、電磁相互作用とよぶのなんて常識。マックすぇる方程式勉強してこなかったの?ねえ。そもそも磁石って何で、鉄にくっつか説明してみてよ。」
といってみたり、
中学校数学の先生に
「ルートが負数の場合、方程式の解は [なし] と教えたな。 」
「複素数で表現できるだろうが。」
とかいってみたりするんだろうか。
そんなん言われたら、びっくりするなぁ。