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卒業論文

今日も仕事。今日で、ようやく所見と、成績をつけて、
成績のはんこを押せるところは押した。というのも、テスト自体は終わっているが、
水泳などは、まだ残っているため、最後の最後に目標を達成するかもしれないからである。
ただ、成績の締め切りが火曜日なので待ってもらうことにする。
明日は、出欠の記録をとることにしよう。
これは、終業式の朝までつけられない。
私は子どもに通知表を渡す瞬間に書いて渡すようにしている。
書き間違えがあったらえらいことになるが。

そういうわけで先日子ども達に卒業論文の話をしたので、久しぶりに自分の卒業論文を見てみる。
あぁ懐かしい。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~ymlab/forme/cyukan/nitrogen_scintillation.pdf
【PDF】KOPIO(BNL-E926)のためのα線源を用いたNitrogen Scintillationの研究〜エアロジェルチェレンコフビームキャッチャ開発〜

で、ちょっとびっくりすることがあった。
この人の論文。やけに私の書いた論文に似ているのである。
ぱくりんちょされたっぽい。

http://www.rs.noda.tus.ac.jp/~chibaken/html/pdf/geant4_soturon.pdf
【PDF】Geant4による素粒子崩壊シミュレーション

うーむ。私の研究は素粒子崩壊であることには違いがないが、Geant4なんて使ってない。[同じ研究室の友達はGeant4の研究だったが。]

以下似ている箇所。
私の論文

http://www5f.biglobe.ne.jp/~ymlab/forme/cyukan/nitrogen_scintillation.pdf#page=17
2.2 Energy Loss of Heavy Charged Particles by Atomic Collision
2.2.1 Passage of Radiation Through Matter
のところ。

角田さんの論文

http://www.rs.noda.tus.ac.jp/~chibaken/html/pdf/geant4_soturon.pdf#page=15
2. 荷電粒子のエネルギー損失
のところ。

どうでもよいが、(3.3)式のlnは、limの略なのであるので、これは数式であり、文字ではない。
したがって、lnではなくてTeXでは\ln と書くのが正しい。

また、私の間違えて書いてしまったところは、そのままコピーしないほうがよいと思う。
私の論文でいうところの(2.3)式は間違っている。

と、ここまでえらそうにいっておきながら書くのもなんなのだが、
私の書いているこの2章だって、Leoの本をパクリンチョしているのだ。
この角田さんという人も参考文献にLeo本を書いている。
私の名前もあるなぁ。

http://www.rs.noda.tus.ac.jp/~chibaken/html/pdf/geant4_soturon.pdf#p=29
Amazon.co.jp: Techniques for Nuclear and Particle Physics Experiments: A How-to Approach: William R. Leo: 洋書

この本は本当に名著である。私の大学でも京都大学でも、どの部屋にもこの本があった。
あと、ニューメリカルレシピ。

ニューメリカルレシピ・イン・シー 日本語版―C言語による数値計算のレシピ | William H. Press, William T. Vetterling, Saul A. Teukolsky, Brian P. Flannery, 丹慶 勝市, 佐藤 俊郎, 奥村 晴彦, 小林 誠 | 本 | Amazon.co.jp

この本は個人的に買った。

やや話がずれた。
つまり、卒業論文は、基本的に自分が勉強したことを書くので、特に(理論面では)ぱくりんちょしまくりなのである。
私の卒業論文なんて、ぱくりんちょせずに書いたところは、[実験は当然自分で書いた。]

http://www5f.biglobe.ne.jp/~ymlab/forme/cyukan/nitrogen_scintillation.pdf#page=85
Wofenstein Parameterization

だけである。ここは、カビボ・小林・益川行列がウルフェンシュテインさんによってパラメタ化されたら、
λであらわす行列に変形できて、KOPIO実験がどうの・・。という話になるところで、
どんな文献を読んでもぱっと変形されていたので、自力で変形した。

吐くほど苦労した。論文提出期限ぎりぎりの最後のダメ押しで書いたところなので、
歩くのでさえ困難な状況だったのを覚えている。立ち上げる気力がないのである。
後で先生に「わからないところを自分で発見し、それを自分で文献で調べ、自分で解決したのは、卒業研究レベルとしては研究者としては充分認められる。」と、大層ほめられた。うれしかった。でも、ここは付録だったので、メインの方がもっと評価してほしかった。