latex2htmlに苦戦。
今日は、学校に行って、Dr.DAQで温度や光量をDAQする装置を教室のノートパソコンにくっつけ、
それをうまく制御するソフトを開発した。1時間DAQしてみると、結構傾向がわかったし、
ソフトウェアにも改善する必要があることがわかった。
タイトル。
有名なソフトである。
「初めて聞いたよ?」という人は、ぜひやってみよう。
インターネットに散々親しんできた人は、latex2htmlで生成されたサイトに行ったことくらいはあるだろう。
TeXで書いた文書が自動的にhtmlになるのである。
なんと便利なことか。
というわけで、使ってみる。
できない。ぐちゃぐちゃ。Windows版の説明サイトがいつのまにか、404エラーになっている。
どこにいったんだよ。仕方なくGoogle キャッシュで散々調査しまくるが、追跡できず。
はきそうになるほど徹底的に試しまくる。
だが、どうしてもWindowsでできない。どうやらnetpbmでダウンする模様。
なのでサーバのデスクトップ画面を仮想的に制御できるVNCで自宅サーバであるMAC OS Xへアクセスし、
Unixライクにいじくりまわす。
しかし、今度はぜんぜんダメだった。うまく設定すればいけるのだろうが、正直言って、あまり、
サーバ用途以外でMAC OS をいじくりたくない。
なので、またもやWindowsに戻り、Windows上でUnix環境を仮想的にエミュレートしてくれるCygwinをインストールし、
Cygwin上で動かそうとするが、Cygwinにlatex2htmlはなかった。ソースからmakeする気がおこらなかったので、
断念。
最後に奥の手を使う。Virtual PCである。 Windows上に別OSを仮想的に構築してしまうのだ。
ここで、私のお気に入りのVine Linuxを入れることにした。
画面はこんな感じ。
一応説明。
・左上の画面がWindows上にOSを仮想的に起動しているVine Linuxのデスクトップ画面。
・そのちょっと右の見るからにおしゃれなデスクトップ画面が、MAC OS X。これはサーバPCは別にあるが、デスクトップ画面を仮想的に表示している。[制御もできる]
・中央の下部の黒い人がWindows上にUNIXをエミュレートしているCygwin[シグウイン]。ちなみにこう見ると、コンソールっぽいが、きちんとX-Window-Systemも起動できる。X11サーバを実行するとよい。
・その左がWindows Vista。
こう書くと仮想化ばかり。ちなみに、Windows Vista自体も WinDeskWideという人をインストールしているので、デスクトップ画面が9つに仮想化されている。
で、結局Vine Linux上でlatex2htmlした。ここで、画像が出てこないという不具合が発生したので、
これもまた、調査しまくると、ログを読むと
こんなサイトを見ろといわれていた。
英語を読むのに抵抗がないといえば嘘になるので、しかたなく読む。
http://www-texdev.ics.mq.edu.au/l2h/docs/manual/Enode6_mn.html
たぶん。ここだろう。
でも、設定ファイルなんてどこにあるの?これも調査しまくった。
そしたら、こんなサイトがあった。
http://www.ipc.akita-nct.ac.jp/~yamamoto/comp/latex/latex2html/latex2html.html#figure
図を表示するときの注意
おぉ。これが原因っぽい。
で、vim勉強会 で、学んだ:V :s/bar/foo/g を使って
:s/\.\///g としてあげて./を消去させた。
http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatenatech/20060508/1147073721 vim勉強会
そしたらわさわさと、画像を出力してくれた。うれしい!
そしたら次の問題が。
今度は数式の背景が灰色なのである。
もう、本当に嫌になり、スタイルシートで背景を灰色にしてやろうかと思ったが、もう一度
調査しまくったら、発見した。
これで設定ファイルの作り方もわかった。
後はたまに下線が出てくる問題だが、もうこれで十分満足。
また、ソースコードの図形がでてこない問題は、どうやらrotate angleを指定したらダメらしい。
それは今度書く論文から気をつけることにしよう。
とりあえずこれが完成物。本当に苦労した。
土日がつぶれた。
はじめてlatex2htmlで生成されたこんなドキュメントを読む人は、とりあえず、nextをずっと押していけばよい。
と思っておけばよいだろう。
http://caitest.yh.land.to/ronbun/2007_information_html/
これは、論文に書くほどの研究ではないのであるが、ちょっと面白かったところは、
CSVとXMLのファイルのアクセス時間の計測を行った際、レコード数に対する読み込み時間は、
CSVでは一次的に増加していっているのにXMLでは二次的に増加していっているのである。
http://caitest.yh.land.to/ronbun/2007_information_html/node58.html
さらに、ここで捏造といわれたらなんだか嫌なので先にいっておく。
二枚目のグラフのX軸が400-500のところは、とある国のとあるクローラーが大量にアクセスを送ってきたので、
負荷が強烈にあがってしまったので消去している。実験中くらいは、ネットワークを切ればよかった。