メモ帳感覚で楽譜を生成する。

私のDTMへの苦労の道は長かった。

昔昔。私が小学生だったころ。パソコンで音楽を鳴らそうと思ったら、N-88BASICというプログラム言語を使って、

play "CDEFGAB"

とかしたものだ。(ちょっと命令が違ったかもしれない。)上でドレミファソラシドーと鳴る。
それから中学生になると、兄上がWindowsが実行できない我が家のPCにWindowsっぽいソフトの
VectorWorksとかいう人をインストールしていて、GUI画面になった。をぉ。マウスだよ。
なんだこのまるっこいものは?とよく分からなかった覚えあり。

でも、PC-ingという雑誌があって、それのおまけソフトで、楽譜入力ソフトがついてきた。
単音だったし、ピー。という音色しかないけれども、感動しまくり。(BEEP音源)

次。中学三年になると、父上がIBMのAptivaを買ってきてWindowsを初めて触る。
なんか、ものすごくカラフルだなぁ。という覚えがあった。

その当時MS-DOSしか知らなかった。MS-DOSといえば、

こんな画面だった。下の方にある白色の四角形は、Functionキーを押したときの動作を表す。
今もF1とか言っているけど、その時の名残なのである。ちなみにもっと昔は、
プログラム言語のよく使う命令のショートカットだった。
覚えているかなぁ。ちょっと列挙。
F1 Load" カセットテープからプログラムを読み込む。
F2 auto 行番号を自動的に付ける。
F3 goto 該当する行へ飛ぶ。
F4 list プログラムのソースコードを読む。
F5 run プログラムを実行する。
F6 save" プログラムをカセットテープに保存する。
F7 key お好みのキーはここに登録する。
F8 忘れた。
F9 conf これを押しても何も反応しなかった記憶がある。

そういうわけで、Windowsの背景が白い画面は、MS-DOSの黒色と比較して、最先端な雰囲気があった。
で、大学生になってMIDI音源として、
Cherryが登場したのである。
このCherryというソフトはフリーソフトウェアであるのにも関わらず、最高。

初心者でも簡単にDTMが可能。こんな感じの曲がけっこう簡単に作れる。
見渡せば
これは、確か明治時代の曲で、見渡せば。という曲。一応JASRAC管理楽曲か調べてみたが、
大丈夫っぽかった。まぁ、確か著作権って作者の死後50年で消えるらしいけれども。

で、ついに、今日、プログラム言語から、楽譜をPDF出力する技術を手に入れた。
嬉しい。昔からしたかったのだが・・・。やっと重い腰を挙げた。存在を知ってから3年くらい放置。
こんなのが作れた。

これを作るためのプログラムはたったこれだけ。

c d e f | g a b c |
c d e f | g a b c |

最後に一行改行をいれるのがポイント。

やり方はやや難しいので覚悟しよう。Windowsでやったが、本来LinuxUnixでやったほうが、
楽にできそう。
やってみたくなった人は、
http://www.klavis.info/mtx.html
をよく見るとOK.