学校のサーバについて

今日は、M田先生から、職員用サーバの相談を受けた。

簡単に要約すると、
・現在のサーバでは、結構な頻度で不調になる。再起動すればいける。

・それは、サーバの電源管理ではないかと推測する。たこ足配線すると、だめだが、一本直挿しすると、
ちょっと落ちにくい。

ちょっと信用しにくい。それは、安定するテーブルタップとかじゃだめなの?
細かい物理解析とかするんならともかく。

・というか、安定して欲しい。
・予算は3万円くらいでなんとかならんか。
・そして、その予算は現在存在しない。ちょっとずつ積み立てたい。
・で、頻繁に落ちることなく、安定したサーバを安価に構築できないか。


というのが、M田先生に要求。
それに対して、私はこう答えた。

・サーバの障害は、ハードウェア障害、ソフトウェア障害で切り分けて考えるべき。
・サーバマシンは、こだわらなければ、3万円で構築できなくもない。その場合Windowsは無理。学校にある中古マシンでもとりあえず運用することは可能。
・安定するためには、サーバ機自体の安定、ソフトウェアの安定、障害発生時のフェールセーフを考えるべき。
Windowsサーバは限界があり、クライアントライセンスを考えたら膨大なコストがかかる。
Linuxサーバで、Sambadを起動すると、使う先生は、これまでと全く意識しないで利用可能。
Linuxサーバでは、障害発生時、データを復旧するのに、Linuxの知識を必要とする。
WindowsでもLinuxでもミラーリングは可能。定期的にミラーリングを自動実行することも可能。
・お金に余裕があれば、RAIDシステムを組んだほうがよい。でも、本格的なRAIDシステムを組む能力は私は持っていない。

すると、M田先生は、新館の物置に元PTA用のパソコンが置いてある。廃棄予定なので利用可能。好きにいじってもよい。
と言われたので、これを使うことにした。

で、とりあえず掃除して、子ども達にこのパソコンを教室に持ってきて、パソコンを解体しながら見せていった。
かなり興味があるみたい。よい傾向。ちょっと話がそれるが、2年生の子どもに、Google Mapsを触らせている。
ただ触るだけでは面白くないので、子ども達が自分で好きな場所を自由に登録できるシステムを開発し、
それを使わせている。

すると、少し使い方を説明するだけで、2年生の子どもなりに、使いこなし始めたのである。
驚くべき適合能力。1度だけ、使い方を説明しただけ。
結果はここ。
http://ymlabo.ddo.jp/~ymlab/blog/menu/googlemap/index.php
このように、ネットワークリソースを空気のように使いこなしながら成長していくと、
将来どうな風になるのだろう。楽しみである。

話を元にもどそう。
そういうわけで、家について、今、この日記を書いているわけだが、
とにかく。M田先生は、安定性を気にしていたので、Solarisを導入してみようかとおもう。

Solarisとは、UNIX OSの一つで抜群の能力がある。
もちろん、個人ではちょっと購入することができない金額である。
Unixを256倍楽しむための本では、

金のなる木を持っている人ならば個人でも変える

らしい。

それがSolaris10になったら、オープンソース化したのだ。
というわけで無料。

まぁ大学生の時に、ほんの3,4時間Solarisの授業があったので、
懐かしさの方が強い。

明日インストールしてみよう。
懇談の後で。