Web進化論を読み終わった。

Googleを褒めちぎっている。
いや、確かにその通り。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

今後のWebの方向性について導いている。
やっぱり名著だけのことはあった。

Webは、95年にインフレーションし、インターネット大革命となった。
それから10年後の今、二回目の大革命を起こしているのである。
といっても、今度の革命は、世間一般では気づきにくいのだが。

Web2.0である。

Web進化論では、Web2.0についてもわかりやすく解説してある。
まぁそもそもWeb2.0とは概念であるので、漠然としたものだと
思うけど。
私的にはWeb2.0による恩恵とは、
Blogと、Ajaxと各企業が提供してるAPI及び、RSS(XML)だ。

少しWeb進化論を引用しよう。

その翌日私は、あるメーカーで米国最新動向についてトップに向けて話した。「はてなマップも見せたりしながら、グーグルの話もした。
さすが、莫大なシステム開発費を投じている巨大企業のことである。
質問は「はてなマップの開発コストはいくらだったのか」であった。
あえて隠し事をする必要もないので、私は正直に答えた。
「エンジニアが一人はりついて実質5日でできたものですから、トータル5人日というところですね。
人月のコスト計算は特にしていませんが、開発費はせいぜい数十万というところでしょうか」
質問したトップは「冗談だろう。数億円、いやもっとかかるに決まっているじゃないか」と重ねて問いかけた。
本章で解説しているWeb2.0の考え方に通暁していなければ当然の質問だ。
グーグルやヤフーはこのシステムの開発に莫大な投資をしているわけで、ゼロから開発することを想定すれば、トップの言うとおりなのである。
システム部門長が「いや、これはおもちゃですから」と口を挟んだがそれは大間違い。
おもちゃではないのだ。ちゃんとできて動いているもののAPIが公開されたから、コスト構造が激変したのである。

「こちら側」の一つのコンピュータの閉じた世界でAPIが公開される場合に比べ、「あちら側」からAPIが公開された場合、そのAPIを活用する側にとって、可能性空間が圧倒的に大きく広がるのである。

まったくその通りである。例えば、ちょっと前に、AjaxGoogle MAPs APIを使って、
国道マップを作ったりした。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~ymlab/humi/map.html
http://caitest.yh.land.to/kokudoudata/kokudou.php

こんなのも数年前では考えられないことだった。
ホームページを作ることだって、私が大学生のころは、理系学生になったばかりの頃の身だしなみというか、理系の学生が最初に通る登竜門で、ホームページを作れて初めて最低限の理系学生として認められたものである(当然タグ打ちである)。それが今ではみんながBlogで情報を発信している。

今後もさらにWebプログラムは進化していくだろう。時代についていかなければ・・。

そう思っているころに、素晴らしいAPIが見つかった。
あのいろんな意味で有名な某IT企業が、Weather Hacksなんてものを開発したのである。

http://weather.livedoor.com/weather_hacks/

これは、お天気情報をRSS配信してくれるのだ。
RSSXMLだから、PHPでパースできるので、自分のホームページに動的に明日の天気予報を表示してくれるのである。
Yahoo!も、お天気APIを提供してくれているが、

http://developer.yahoo.com/weather/index.html#examples

これは、どうも日本語に対応していない。

今、学校のWebサイトを、Blog形式にできないかと、M田先生にいわれて、
PHPで開発している。
参考にしている、

http://schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=1420001

のサイトで導入している、

http://www.agw.jp/bucket/

こんな高そうなものを使わずに、無料で環境を構築できるかも知れないと思うと、
血沸き肉躍り、Geekな笑みを浮かべたくなる。

あんまり利用するばっかりでは悪いので、最近コントリビューションすることにしている。
まさか、InternetExplorerしか使っていない人はいないと思うが、
Fire Foxブラウザの拡張機能で、外国のWebサイトを日本語に翻訳しようというプロジェクトが最近スタートした。
FireFoxブラウザで、登録されている外国語のサイトに行くと、ボタン一つで、(外国語/日本語)を切り替えてくれるようにする拡張機能である。
正規表現も使えるので、かなり強力そうなので、最近約すことにしている。

http://japanize.31tools.com/

みなさんも如何?