Web進化論を読み終わった。
Googleを褒めちぎっている。
いや、確かにその通り。
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/02/07
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今後のWebの方向性について導いている。
やっぱり名著だけのことはあった。
Webは、95年にインフレーションし、インターネット大革命となった。
それから10年後の今、二回目の大革命を起こしているのである。
といっても、今度の革命は、世間一般では気づきにくいのだが。
Web2.0である。
Web進化論では、Web2.0についてもわかりやすく解説してある。
まぁそもそもWeb2.0とは概念であるので、漠然としたものだと
思うけど。
私的にはWeb2.0による恩恵とは、
Blogと、Ajaxと各企業が提供してるAPI及び、RSS(XML)だ。
少しWeb進化論を引用しよう。
その翌日私は、あるメーカーで米国最新動向についてトップに向けて話した。「はてなマップも見せたりしながら、グーグルの話もした。
さすが、莫大なシステム開発費を投じている巨大企業のことである。
質問は「はてなマップの開発コストはいくらだったのか」であった。
あえて隠し事をする必要もないので、私は正直に答えた。
「エンジニアが一人はりついて実質5日でできたものですから、トータル5人日というところですね。
人月のコスト計算は特にしていませんが、開発費はせいぜい数十万というところでしょうか」
質問したトップは「冗談だろう。数億円、いやもっとかかるに決まっているじゃないか」と重ねて問いかけた。
本章で解説しているWeb2.0の考え方に通暁していなければ当然の質問だ。
グーグルやヤフーはこのシステムの開発に莫大な投資をしているわけで、ゼロから開発することを想定すれば、トップの言うとおりなのである。
システム部門長が「いや、これはおもちゃですから」と口を挟んだがそれは大間違い。
おもちゃではないのだ。ちゃんとできて動いているもののAPIが公開されたから、コスト構造が激変したのである。
「こちら側」の一つのコンピュータの閉じた世界でAPIが公開される場合に比べ、「あちら側」からAPIが公開された場合、そのAPIを活用する側にとって、可能性空間が圧倒的に大きく広がるのである。
まったくその通りである。例えば、ちょっと前に、AjaxとGoogle MAPs APIを使って、
国道マップを作ったりした。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~ymlab/humi/map.html
http://caitest.yh.land.to/kokudoudata/kokudou.php
こんなのも数年前では考えられないことだった。
ホームページを作ることだって、私が大学生のころは、理系学生になったばかりの頃の身だしなみというか、理系の学生が最初に通る登竜門で、ホームページを作れて初めて最低限の理系学生として認められたものである(当然タグ打ちである)。それが今ではみんながBlogで情報を発信している。
今後もさらにWebプログラムは進化していくだろう。時代についていかなければ・・。
そう思っているころに、素晴らしいAPIが見つかった。
あのいろんな意味で有名な某IT企業が、Weather Hacksなんてものを開発したのである。
これは、お天気情報をRSS配信してくれるのだ。
RSSはXMLだから、PHPでパースできるので、自分のホームページに動的に明日の天気予報を表示してくれるのである。
Yahoo!も、お天気APIを提供してくれているが、
これは、どうも日本語に対応していない。
今、学校のWebサイトを、Blog形式にできないかと、M田先生にいわれて、
PHPで開発している。
参考にしている、
のサイトで導入している、
こんな高そうなものを使わずに、無料で環境を構築できるかも知れないと思うと、
血沸き肉躍り、Geekな笑みを浮かべたくなる。
あんまり利用するばっかりでは悪いので、最近コントリビューションすることにしている。
まさか、InternetExplorerしか使っていない人はいないと思うが、
Fire Foxブラウザの拡張機能で、外国のWebサイトを日本語に翻訳しようというプロジェクトが最近スタートした。
FireFoxブラウザで、登録されている外国語のサイトに行くと、ボタン一つで、(外国語/日本語)を切り替えてくれるようにする拡張機能である。
正規表現も使えるので、かなり強力そうなので、最近約すことにしている。
みなさんも如何?